ロシア (Russian)
旧東側諸国では、西側諸国との間に障壁があったことから、電卓も東側内部で独自に開発、製造された。こうした電卓の中には既に発売されている西側諸国の電卓のデザインをまねたものも多くみられたが、電卓の性能や安定性については西側諸国の電卓にはるかに及ばなかった。
ロシア製電卓については、Andrew Davie 氏の Museum of Soviet Calculators (MOSCOW)) が詳しい。
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| Elektronika B3-18A
1979年に発売されたロシアらしいデザインの電卓。
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Elektronika B3-26
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| Elektronika B3-36
1984年製。
オーストラリアにいった時、Andrew Davie 氏からいただいたもの。
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Elektronika MK 33
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| Elektronika MK 61
ソビエト連邦で1983年から1993年の間に製造された第3世代の non-BASIC RPN プログラム電卓。当時の価格は85ルーブル。
単3電池3本又はACアダプター使用。
→ 関数電卓
The Elektronika MK-61 is a third-generation non-BASIC, RPN programmable calculator which was manufactured in the Soviet Union during the years 1983 to 1993. Its original selling price was 85 rubles.
The functionality of the MK-61 is identical to that of the MK-52, except the MK-52 has an internal non-volatile EEPROM memory module, for permanent data storage and also has the capability of using external EEPROM modules. The MK-61 is functionally very similar to the MK-54, the B3-34 and B3-21 Elektronika calculators, all of which are renowned for having a very large number of undocumented functions.[citation needed]
The MK-61 has 105 steps of volatile program memory and 15 memory registers. It functions using either three AA-size battery cells or a wall plug. It has a ten-digit (eight digit mantissa, two digit exponent) green vacuum fluorescent display.
Power supply is 3 x 1.5 V battery (size AA) or adapter power supply 220 v AC. |
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Elektronika MK 52
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| Elektronika B3-38
1983年に発売されたカードタイプ電卓。
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ブルガリア (Bulgarian)
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1978年9月3日ブルガリアで
発行された elka 55 の切手
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| elka 101 (ISOT)
フルがリアで生産された電卓。
輸出はISOTIMPEX。単3電池4本使用。 | |
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elka 130 (ISOT)
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| Konkret 100 (RFT)
旧東ドイツで生産された電卓。
単3電池4本またはACアダプター使用。
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Konkret 100 の取り扱い説明書
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| CE 801 (Felix)
ルーマニアで生産された電卓。
単3電池3本またはACアダプター使用。
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| hunor 86 (EMG)
80年代にハンガリーで生産されたもの。
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| BRDA 11U (UNITRA)
ポーランドで生産されたもの。
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| db802 (DIGIRTRON)
ユーゴスラビアで生産されたもの。
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| FACIT 1101 (FACIT)
Facitはスウェーデンの機械式計算機のメーカー。
電卓分野の進出は遅れ、ほとんどの電卓はシャープからのOEMによった。
Facit 1101 は、Facit社の電卓の中で数少ない(おそらく唯一の)スウェーデンでFasit社自らが製造したポケット電卓である(Fasit社はポケット電卓以外に少なくとも2つの関数電卓を発売している)。
1101は1955年からFacit の製品のデザインを担当していた現スウェーデン国王の叔父の Sigvard Bernadotte (1907-2002) がデザインしたものである。彼は1934年にドイツ人とポーランド人の混血のErika Patzekという女性と結婚したために、prinsの称号を剥奪され、その後は民間人として暮らしていた。
このデザインは手に持って使いやすくかつ机においても使いやすいものを追求した結果生まれたものである。また機能面でも、1101は節電のため30秒間使用しない場合にはサスペンド状態に入り、再びキーを触ると復帰するという当時としては優れた機能も有していた。
⇒ Facit 1127
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| X-802 (model 12 PA) (VANGUARD:Cahue Industrial of Spain)
Cahue 工業はスペインの企業。
スペインの工場でラジオやテレビとともに電卓も生産した。
X-802 は電源に単3電池6本若しくはACアダプター使用。 |
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| CX-8073 (SANYO)
ごく普通のSANYOのLEDタイプ電卓であるが、実はスペイン製である。スペインのコレクターから譲ってもらったもの。
内部をみると東芝製チップが見られるが、非常に単純な作りとなっている。内部のラベルから1974年製と推測される。
電卓の構造が単純化される中、組立が海外の工場でなされるようになった典型的事例である。
サンヨーの資料によると、サンヨーは1969年12月、かねてから無線機器を中心に技術指導を行っていたアスナレス工業ナバラの株式を一部取得し、合併契約を結んで積極的に経営参加に乗り出した。1975年9月には、テレビ、ラジオ、テープレコーダに加え電卓の製造も開始した。サンヨーの電卓の現地生産はこのアスナレス社が初めてであり、現地代理店イエサド社を通じ販売しているが、シェアは30%とトップとなっていた。
このCX-8073は、スペインのアスナレス工業が製造した電卓であると考えられる。 |
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| Calcumatic (General Instrument)
デザインが非常にすばらしい電卓。 | |
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| 95 (VICTOR)
1974年にVICTOR社から発売された8桁LEDポケット電卓。
裏面には、VICTOR COMPTOMETER社向けにカナダで製造されたと書いてあるが、似たような機種がカナダのGeneral Instruments 社から発売されていることから同社が製造したものとみられる。実際、同社の Calcumatic とキーのデザイン配置がよく似ており、同じ時期に製造されたものと考えられる。
単3電池4本使用。
Calcumatic とデザインは全く異なるものの、95についてもボタンとボディとディスプレイのカラーリングが絶妙でレトロでポップなデザインに仕上がっている。スペースエイジデザインのポケット電卓として秀逸といえる。
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| RAPIDMAN 800 (Rapid Data)
Rapidman 800は1972年の春に発売された電卓であり、$100以下で販売された世界で最初の電卓であるといわれている。(カシオミニは1972年8月発売。)
8桁のLED電卓で、9Vの電池を使用している。価格を大幅に引き下げるため、ON-OFFスイッチを安価なスライドタイプにし、ボタンと電池カバーは本体と一体で成型するなど価格を抑えるための涙ぐましい努力の跡がみられる。
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| RAPIDMAN 804 (Rapid Data)
カナダ製。
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| 103 (Unicom)
103は丸ボタンのしゃれた電卓。
メキシコ製(部品は米国製)。
CPUには"15330PC 7318"と書かれている。
9Vの電池若しくは充電池使用(満充電に14時間かかる)。
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| 728.5822 (Sears)
赤色の蛍光表示電卓。
表示部分とキー部分を覆うシャッターが付いた珍しい電卓。
電卓使用時は、シャッターは本体底部に収納し、使用しないときはシャッターを引き上げ、表示部分とキー部分を覆うようになっている。
シャッターは木目調だがが材質はプラスチック。
Sears は米国の企業。組立はメキシコだが非常に和風なデザインの電卓である。
単3電池3本使用。
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| Microcifra 4 (Fate)
8桁電卓。なかなか変わったデザインの電卓。CPUはロックウェル社製 "B5000CC 7649"。ボタンの構造が非常に単純になっている。単3電池6本またはACアダプター使用。シリアルNo.003602。66(W)×148(D)×35(H)mm。
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| un 8045 (Unitronic)
8桁関数電卓。CPUはロックウェル社製 "A4001CC 7619"、LEDディスプレイは日本製を使用。単3電池4本またはACアダプター使用。シリアルNo.320281。76(W)×145(D)×32(H)mm。
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| MAGICLICK 015 (MAGICLICK)
MAGICLICKはアルゼンチンの企業。70年代半ばに電化製品を国内向けに製造した。
軍事政権の下で輸入ができなかったことからほとんどの製品は国内で製造された。
その後、民主化が進むと、国外から安い電卓が輸入されるようになり、国内のメーカーは安価な輸入品に対抗するため工場をメキシコやブラジルに移したりした。
MAGICLICK 015もブラジルの工場で生産されたものである。
LSIには米国ROCKWELL社の MOS/LSIが使われている。
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| 823 (Novus,National Semiconductor)
National Semiconductor 社の電卓部門であるNovusが発売した電卓。
電池は使い捨て型と充電型を選択できる。
米国でも生産されたがこれは南米ウルグアイで生産された珍しいもの。
→Novusの電卓 |
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| SINGAPORE製電卓 (Unisonic)
UNISONICの電卓は主として日本、香港、台湾で生産されたが、ごく一部シンガポールでも製造された。
この電卓は裏面に"MADE IN SINGAPOLE"と記載されているが型番は不明。
表示は赤のドット表示。
基板には"Contorols Reserch Corp."の文字が見える。 | |
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| R-845 (UNICO)
シンガポールで生産され主にヨーロッパで販売された。
テキサスインスツルメント社製のチップを内蔵したLED電卓で9Vの電池を使用。
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| P-630 (Pye)
pyeは英国のメーカー。
P-630 は74年頃マレーシアで製造された変わったデザインの電卓。
単3電池4本またはDCアダプターで駆動。
15×9×4cm。
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| 2230 (Litronix)
Litronix社は米国カリフォルニア州にある企業。
LEDメーカーから電卓分野に進出した。
2230は1975年にマレーシアで生産されたLED電卓。
単3電池3本使用。
29.95ドル。
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| Secal 800B (SAMSUNG)
韓国 SAMSUNG 社のポケット電卓。TI 社の TI-2500B とよく似たデザインだが内部をみると使われているチップはNEC製である。
単3電池4本若しくはアダプター使用。
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| La Femme (Qualitron)
Qualitron は台湾の企業。
La Famme (Model 2037) は女性向けの非常にエレガントな電卓。女性が長い爪で押せるようキーが楕円になっており、後ろには鏡が付いている。革の感触のビニールで覆われており、スナップボタンで開け閉めするようになっている。1973年台湾Veac社製。独特のデザインで1973年の台湾で開かれたインダストリアルデザインコンテストで3位になった。
ACアダプターまたは単4電池3本使用。初期のモデルには鏡はついていなかった。
→ Qualitron 社の電卓
→ 女性向け電卓
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| 100B (Pacific Electronics)
台湾 Pacific Electronics 社のポケット電卓。
詳細不明。
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| Astro (Kosmos)
世界で最初の 占星占い機能付き電卓。
各人に影響を及ぼす3つの星の位置を計算することでいろいろな占いが可能。
ユニークなデザインの電卓。
台湾製。
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| data brain U(CALFAX)
1974年頃に発売された。
裏面には"AMERICAN IMPORT MERCHANTS CORPORATIN CALFAX DIVISION"の文字がある。
ツートーンのレトロなデザインのLED電卓。
名前からして"data brain T"という機種があると思われるが不明。
香港製。
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| CD 51 (Olympia)
単3電池4本若しくはACアダプターを使用。香港製。
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| Master Mind (Invicta)
Invicta Plastics は英国の企業。
Master Mind は1977年ごろ香港で製造されたゲーム電卓。
デザインがどことなく香港風。
単3電池2本またはACアダプター使用。 | |
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香港製。
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