「パーソナルコンピュータのあけぼの展」

近代科学資料館では2007年3月13日から7月14日まで「パーソナルコンピュータのあけぼの展」と題し、現代社会を支えるコンピュータの発達に大きく貢献したマイクロコンピュータや電卓を展示しました。

電卓博物館からもビジコン社の141-PFやシャープの歴史的電卓などコンピュータの発達過程で大きな役割を果たした歴史的製品を展示しました。

コレクションは左から右にかけ時系列で展示されている。
機械式計算機はビジコン社(日本計算機)が販売したものが展示されている。
ビジコン社の卓上電卓とポケット電卓。
電卓技術の発展に大きく貢献した電卓群。
奥左が世界最初のポケット電卓LE-120A。
奥右が世界初のマイクロプロセッサ4004開発のきっかけとなったプリンティング電卓141-PF。
手前右が世界で最初のタバコサイズ電卓LE-80Aとケース。
インテル4004。
ビジコン社とインテル社の協同開発により誕生した世界で最初のマイクロ・コンピュータ。
4004チップは製造時期により様々なタイプが製造販売されたが、今回展示されているのは最も初期のタイプ。アメリカ国内で製造されたもの。上から見ると灰色の配線が透けてみえることから「透明タイプ」または「グレータイプ」と呼ばれている。


ワンボードマイコンTK-80。
マイクロプロセッサの発達過程を示した図。
実際に展示してあるチップと図を糸で結び、チップの発達過程がわかりやすく示されている。
電卓の技術開発ではシャープも大きな貢献をした。
今回はシャープの電卓の発達過程についても展示している。
右下にあるのが1981年3月に発売された世界最初のポータブルコンピュータOsborne 1。
昔の蛍光管を搭載したポケット電卓も多数展示してある。

コンピュータの発達に非常に大きな貢献をされたビジコン社の小島義雄社長も5月1日にご来館された。
前にあるのはビジコン社の代表的電卓。